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広告営業マンのブログです。広告やお弁当のことを中心に書いていきます。

WEB広告に蔓延る憎き「アドフラウド」について

現在、広告主からのWEB広告の出稿は年々増えてきているのは、もはや自明の理。

電通が毎年発表している広告費の比率についても発表されています。

 

www.dentsu.co.jp

 

テレビや新聞社の方も、競合はと聞くとWEB広告だといいます。

スマホの普及や、4G回線、様座なテクノロジーの発達が背景にあります。

 

といいながらマス広告の人たちはWEB広告について知らないなと感じることもあります。

WEB広告の一番のメリットとしては、細かいターゲティングができるということです。

検索履歴から、車に興味をもっている25歳から35歳の男性に対して広告を配信するとか。その中でも埼玉に住んでいる人のみに広告を打ちたい。など様々な方法があります。

しかしながらWEB広告にも問題点がいくつかあります。

その中でも近年話題になっているのが「アドフラウド」です。

フラウドというのは日本語で詐欺という意味なので、広告詐欺のことです。

WEB広告では、何回広告が表示されたとか、何回クリックされたとか良い意味でも悪い意味でも明確になります。広告を出す側としたらこういった広告効果が目に見えるというのは嬉しいことですが、「アドフラウド」はこれを逆手に取ったものとも言えます。

というのは、数字が明確だからこそ、この数を水増ししたりする人たちがいます。こういったクリックばかりを重視しているとそれを利用する輩が出てくるのです。

 その中でもいくつかの手法について紹介します。

 

過度な広告領域(Ad density)

広告枠が大量に設置されているページを、ユーザーに表示させて、不正に広告の表示回数を大量に稼ぐ手法です。

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ページを覆い隠すような邪魔な広告などもこれにあたります。もしかしたら経験がある方も多いかもしれません。このようなページを覆い隠すような広告を貼っているサイトに関しては、 検索した際に上位に表示されないといったペナルティ付与を開始と今年発表しております。

 

 

プログラムされたブラウザによる広告閲覧(Bot

プログラムによって操作されたブラウザにより、表示回数やクリックを生み出す方法です。こんなショッキングな動画もありますので、是非御覧ください。

www.danshihack.com

アドフラウドといったら、ボットの事でしょ?という人がいる位の代表格なんじゃないかと思っています。マネタイズのために作られたサイトなどは意図的にボットを頼るサイトもでてきます。アメリカに比べて割合は10%以下と高くないですが、各アドネットワーク会社が対策を行っている模様です。(アドネットワーク会社も配信先の精度を高めることによってキャンペーン上でのCVRを高めることができるため)

 

 

隠し広告(Hidden ads)

表示回数を稼ぐために、広告の表示領域を不可視にして掲載する手法です。

実際には見えないので見つけづらいのですが、変に空欄がある場所は隠し広告の可能性があります。

 

 

 

不正な広告挿入(Ad injection)

そのサイト(メディア)の本来の広告でない広告枠を、第三者が不正に広告を無理やり掲載する手法です。

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 例えば、以前広告を一切いれていないアップルのホームページに広告が入れられたりしました。

 これは結構悪質で、メディアからしたら非常にやっかいです。

というのもユーザーからしたら、なんだこのサイト見づらいとなるわけなので、

サイト運営者からしたら見過ごすわけにはいきません。

許可なく、お金も払わずに広告を配信させているわけですから。

 因みに原因は、ユーザーが「アドインジェクション」が起動するソフトウェアが仕組まれたブラウザのアドオンやアプリをインストールすると発生してしまいます。

むやみに提供元の怪しいアドオンやアプリをインストールすることは控えましょう。

「アドインジェクション」業者が儲かるだけです。

 

 

 

 まとめ

 こういったアドフラウドの被害総額は年々増えていっております。

さらにグーグルは2018年に広告を自動的にブロックする機能をChromeブラウザに追加を予定しています。こういった事が起こると良い広告までブロックされてしまいます。

自分にあった商品が自動で紹介されるのはとてもいいことでこの精度が高まっていけば幸せになると思うのですが、アドフラウドが続いたり、広告がウザいという風潮が強まればそれは遠ざかってしまいます。そのために広告に関わる人は、この問題を軽視していけないと思うし、業界をあげて取り組むべき課題だと思います。